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尊厳死という考え方について

延命措置を望まない時

病院では、事故や病気で回復の見込みのない状態になってしまい、死の可能性が迫っている人に対しても、様々な延命措置が施されています。

それほど意味の無い延命措置を施すことに対して、「延命措置は基本的に望まない。人間としての尊厳を保ちながら死を迎えた方が良い」、「自分の最後は、自分自身にも選ぶ権利を認めてほしい」等の考え方を持っている方もいます。

しかしながら、現実には本人が尊厳死を望んでも、家族が延命措置を医師に依頼したり、医師の治療方針として「本人の意思」が結果的に尊重されない場合もあります。

このような場合を想定して、本人の意思を確実に伝える方法のひとつに、「日本尊厳死協会」という団体の会員になるという方法もあります。

日本尊厳死協会について

日本尊厳死協会では、「尊厳死の宣言書(リビング・ウィル)」というものを発行しています。これは、自然な死を求めるために、自発的意思で明示した「生前発行の遺言書」という考え方からきているそうです。

現在、日本尊厳死協会に登録する会員は、10万人を超えています。実際にリビング・ウィルを提示した場合、医師がその本人の意思をある程度尊重し、延命措置を必要以上に行わない例も増えてきています。

日本尊厳死協会のアンケート調査では、2015年には8割以上の医師がリビング・ウィルを受容しているというデータもあるそうです。

宣言書の主な内容

宣言書には、
①無意味な延命措置の拒否
②苦痛緩和のための処置の実施
③回復不能な遷延性意識障害(持続的植物状態ともいいます)での生命維持装置の拒否
④要望に添った好位の責任は本人にある事
等が記されています。

難しい問題

本人の意思として、延命措置の拒否を望んでいたとしても、残された家族からしたら、「なんとしてでも生きててほしい」と考えるものだと思います。

大切な人が亡くなる事は、筆舌に尽くしがたい事であります。ですから、本人の意思として延命措置の拒否があったとしても、家族としてはそれを受け入れられないケースが多いと思います。

命に関わる事柄ですので、「何が正解で何が正しくないか」の答えは永遠に出ないと思います。この尊厳死というテーマは、永遠のテーマだと考えています。

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